ヘッドスパとドライヘッドスパの違いは?施術方法や効果について解説
ヘッドスパとドライヘッドスパの違い
ヘッドスパ
ヘッドスパは、美容室のメニューで用意されていることもあるので馴染みがある方も多いと思いますが、カットなどをした後に行われるマッサージです。
美容師やエステティシャンが、頭皮を指圧や揉みほぐし、刺激することで、血行を促進し、ストレス解消や疲労回復効果が期待できます。
また、頭皮の皮脂や汚れを落とすことで、健やかな頭皮環境を作り出すことも期待できます。
ドライヘッドスパ
ドライヘッドスパは、その名前の通り水を使わないドライな状態で行われるマッサージです。
そもそも「スパ」という言葉には「水を使った療養法」という意味がありますので、ドライヘッドスパというと矛盾した表現になってしまいますが、ヘッドスパ自体が「頭のマッサージ」として認知されていることもあり、
「水を使わないヘッドマッサージ」
という認識でドライヘッドスパという名称が広がっていきました。
ドライヘッドスパを行っているサロンは、一般的にはハンド(指)で施術をしていますが、ドクターぐっすりでは「カッサ」という特殊な道具を使って施術をしています。
リラクゼーションを目的としたドライヘッドスパの効果
リラクゼーションを目的としたドライヘッドスパは、普段眠れない人や疲れが溜まっている人にその場で寝てもらうことが1番の目的となっていることが一般的です。
その場で寝てもらうことが目的ですので、お客様が寝落ちするまでの時間を競うようなところもあります。
しかし、それらはお客様のお悩みの本質的な解決にはほど遠いと考えています。早く眠らせることができるかどうか?お客様のお悩みだと勘違いしているサロンも多いと思います。
実は昼間に寝てしまっては、夜寝たい時に眠れないといったことも起きてしまいます。
ですので、サロンで眠らせる、あるいは寝てもらうことよりも、仕事が終わって帰宅してから眠るときに、
いかにスムーズに入眠できるのか?
朝の目覚めはどうなのか?
夜中起きずゆっくり眠れるのか?
が大事だと考えています。
また、巷のマッサージは、ハンドを使って施術を行うところが良いとされています。
その場で寝かせる!というコンセプトであれば良いかもしれませんが、夜の眠りの質を良くすることを目指しているのであれば、ハンドでのマッサージは「夜の眠り」にまで効果を与えることは難しいでしょう。
ヘッドスパでだるさが残る理由
ハンドでヘッドマッサージを行うと副交感神経が優位になり、とてもリラックスできます。
しかし、施術後に異様なだるさを感じる人も少なくありません。
午前中に施術されると、その後の半日が仕事にならないくらい眠気とだるさに見舞われることもあります。
リラックスさせるために、ゆったり副交感神経を優位にさせることは大切ですが、ハンドの場合、頭(頭皮)の緊張を緩めることはできるけれど、脳脊髄液まで巡らせることはできません。
頭皮の緊張を取り筋膜リリースのみ行っても、ボーッとした感覚が強く残り、眠気とだるさだけが残ってしまうという現象が起きる可能性があります。
脳脊髄液を巡らせるためには、頭蓋骨の縫合を緩める必要あります。
脳脊髄液を巡らせることで、自律神経のバランス(交感神経と副交感神経)、ホルモンバランスが整い、リンパ液が流れ血流がよくなります。
ドクターぐっすりでは、そのようなだるさは感じてほしくないので、もし仕事の合間に来ていただいてもだるさを残すのではなく、リフレッシュし、残りの仕事も頑張れる脳になり活力が湧いてくる施術を心がけています。
カッサを使って施術する理由は?
ドクターぐっすりではカッサを使って施術をしていますが、カッサを使うことで筋膜リリースと同時に頭蓋骨の縫合を緩ませることができます。
つまり、筋膜リリースをして頭皮の緊張をとり、副交感神経を優位にさせるだけでなく、脳脊髄液を巡らせてだるさを残さないような施術ができるのです。
カッサを全体的に使い施術することで、意識しなくても自然とカッサが縫合にハマり緩ませることができます。
ハンドの場合、縫合の位置を把握し、その部分を狙って施術しないと縫合が緩むまでに時間がかかりますし、それをするためには高度な技術が求められます。
時間がかかるということは、お客さまに負担がかかり、リラクゼーションの本質から離れてしまいかねません。
また、カッサの重みを利用することで強い力を加えなくても良いので、ヘッドスパニストの負担も軽減されます。
ヘッドスパニストの負担を軽減することで施術中の力加減を一定に保つことができ、お客様に不快な感覚を与えなくて済み、結果的にお客様のリラクゼーションに繋がるのです。